実機について | 1990年、タイトーから登場したフライトシミュレーターゲーム。 当時の最新技術である、ポリゴン表示による3Dグラフィックが特徴。 同社から発売された「トップランディング」等と異なり、使用する機体はヘリコプターのみである。 操作感も実際のヘリコプターに近く、座席左側に付いているスロットルレバーを上下してエンジンの出力を調整して、 機体を上昇・下降させる。 機体は操縦桿とフットペダルの組み合わせにより、自由に移動が可能になる。 操縦桿には消火剤発射ボタンが付いており、消火ミッションで使用する。 モニター上部には機体の向きと目標の方角、左側に機体の高度、その下に傾斜計&コンパスが表示される。 右下には風向風速計。中央下は半透明のインフォメーションモニターになっており、ミッション開始時に本部の指示や スタートボタンの押下によって機体下部のカメラ映像が表示される。
プレイ前に、時間内に指示された場所の消火と着陸をこなす基礎編(全2ミッション)と、 |
作品について&戯言 |
タイトーのフライトシミュレーターシリーズ5機種の製作にあたり、この作品を先行させて2014年1月には既に完成していました。 同シリーズの作品が揃うまで公開を控えてたんですが、その間に別のミニチュアのジオラマ画像に少し紛れさせてみたり…(笑) 一応可動しますが、簡易な構造なので指で突くと僅かに揺れる程度です。 このゲームに出会ったのは1990年の春、我が地元・大阪で華々しく開催されていた 『国際花と緑の博覧会』会場内のゲームセンター「ワンダーエッグ」でした。 名前の通りナムコが運営してまして、あの伝説的巨大アトラクション「ギャラクシアン3」に隣接してたんですが、 「メタルホーク」や「ダライアスII」「トップランディング」など様々なゲームも設置されてて、 パビリオン巡りどころか美しい草花や庭園もそっちのけで、ココでゲームばっかりしてました(笑) その賑やかな店内に誰もプレイしてない体感筐体がポツンと…「エア・インフェルノ」でした。 「トップランディング」が切っ掛けでフライトシミュレーターに興味が湧いていた作者は、早速初プレイしてみました。 当然、通常翼機と操作感覚が全く違うので旋回しようにも、その場でくるくる回りだす始末で、浮上するだけで一苦労でした。 やっと火災現場に辿り着いても接近し過ぎて墜落。直後のリプレイが何ともシュールな味わい… 花博会場に来る度に遊んでましたが、他のフライトシミュレーターシリーズよりも人気が無かったのか、 普通のゲーセンでは殆ど見かけませんでした。 最後にプレイしたのは2001年頃だったか、岸和田市内のスーパー銭湯のゲームコーナーでした。
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